シールド工法による新日本科学 [最強の科学]

イメージを変える技術についてお話をしたが、トンネル技術もそうだ。工期がかかる、危険だ(これは今も変わらないかもしれない)、地盤の性質に左右されるなど、大掛かりなだけに、危なくて、大変というイメージがある。おそらく、今もその部分は変わらないのかもしれないが、シールド工法ができたことで、工期は短縮され、落盤などの事故が減ったらしい。
海外からも、この工法でのトンネル工事の依頼が来るというから、世界に認められた工法なのだろう。英仏海峡トンネルでは日本の会社がかなりの難工事を、このシールド工法でこなしたらしい。日本科学は事業仕分けで少し廃れたとはいえ、捨てた物ではないし、世界で大活躍をしているという事実もある。ようやく国家予算で大事業がなされるということなので、これからの新日本科学としてもとても期待が持てる。
さて、話は橋に戻るのだけれども、四国に渡る橋ができてから、お遍路のスタイルが変わっているように感じる。本州からの日帰りお遍路バスツアーが増えているのだ。日帰りで1日に4~5のお寺のお遍路をする。これを積み重ねると88ヵ所めぐりができるという、ちょっとお手軽なお遍路である。橋梁技術がお遍路という日本の信仰のスタイルを変えていく。なんだか不思議な気がする技術と信仰の関係をしみじみ感じた。
タグ:新日本科学
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